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水を調べる

水の状態を調べる方法としては、見た目や化学的調査、住んでいる生物による調査が挙げられる。

以下は見た目である五感調査と化学調査の概略を示した。



<五感を使って>

・水色(スイショク)

水の中には様々な微生物が棲んでいる。

棲んでいる生物の種類や量によって水の色も異なる。

例えば、緑がかった色が強い水には光合成を行う植物系のプランクトンが多い。

・底の様子

小さな生物の住処となる石や餌となる枯れ葉などが多いかどうかを調べることで、 生き物との関係もわかる。

・流 速

水の流れが速いところに住み着きやすい生物と緩やかなところに住み着きやすい生物がいる。

また、水の入れ替えによる自浄作用や、下流への汚れを運ぶ負荷とも関連する。

測定方法は、1mの細い糸(釣り糸のようなもの)を流した時にかかる秒数をはかり、秒速として計算する。



<化学的な測定 >

・DO(溶存酸素量)

水中に溶けている酸素は生物にとって欠かせない。しかしその量は大気中の1/100000程度であり、単位としてはmg/Lを用いる。

水中に溶け込むことができる酸素量(飽和酸素量)は温度に影響され、水温が高いほど少なくなる。

そのため、夏は冬より水中に溶けることができる酸素量が元々少ないため、夏の汚れが水中に住む生物に大きな影響を与える。

環境省の指標では9mg/L以上が綺麗な水で5mg/L以下が汚い水となっている。

浜名湖周辺では2mg/L以下の酸素が非常に少ない貧酸素状態になることもある。

・COD(化学的酸素要求量)

水中にある有機物を化学的に分解するために必要な酸素量を示す。

つまり、CODの値が高いほど水中の有機物が多く存在することを示し、水の汚れの基準になる。

一般的に湖沼ではCOD値を、河川ではBOD(生物的酸素要求量)値を用いる。

・T-N(全窒素)

生物の生息に欠かせない栄養分の一つである窒素(N)。

水中の窒素が多すぎると藻類や植物プランクトンが増殖し、富栄養化現象につながる。

窒素は生物の体を構成するタンパク質に主に含まれているので、水中でも生物自体やその排泄物中に有機態窒素として存在する。

また様々な有機態窒素が分解され、溶液中に溶けた無機態窒素の状態でも存在するので、全窒素とは別に以下のような各状態としても測定する。

無機態窒素 NH4-N (アンモニア態窒素)
  NO2-N(亜硝酸態窒素)
  NO3-N(硝酸態窒素)

・T-P(全リン)

窒素同様生物の生息に欠かせない栄養分の一つであるリン(P)。

リンは有機物に含まれる状態の有機リンと無機物の状態であるリン酸塩として存在する。

一般的には無機物の状態のリン酸態リン(PO4-P)で水の状態を見ることが多い。

湖面


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