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TOP佐鳴湖流域の環境水流の特色

水流の特色

浜名湖は周囲の長さが日本で一番長い汽水湖です。

そのため、湖の南部の舞阪付近と北部の地域では満干潮の差が2~3時間ほどあり、浜名湖に繋がっている佐鳴湖もこの潮の満ち引きの影響を受けています。

上げ潮時の佐鳴湖~浜名湖周辺~水の移動

舞阪付近が満潮になる時間帯では、今切れ口から海水が浜名湖に入り込みます。

その影響を受け、佐鳴湖周辺でも浜名湖(下流域)の水が堀留川付近まで戻ってくる(これを逆流といいます)ようになります。

下に示した図は、湖南高校 自然科学部の生徒がブイを流して調査した結果をもとに、大潮のときに佐鳴湖から出た水が湖内へ戻ることを示したものです。

佐鳴湖の水流

図1からもわかるように、下げ潮時には確かに湖内の水は下流(浜名湖方面)へ移動します。

しかし、ある地点で停止し、約5時間かけて下った距離を図2のように、上げ潮によって佐鳴湖に約3時間半かけて押し戻されます。

つまり、佐鳴湖から流れ出ようとした水は下流域に溜まっていた水と一緒に再び佐鳴湖内に戻って(逆流して)いるのです。

このことがどのように水質に影響している??

佐鳴湖に溜まっている汚れた水が自然界できれいになる方法の一つには、上流からきれいな水が入り、汚れた水を下流に押し出し、水量の多い浜名湖に流すことです。

しかし、潮の満ち引きの影響を受け、下流から水が湖内に逆流するために、汚れた水は浜名湖まで辿り着く前に上げ潮により押しとどめられてしまいます。

さらには、下流域の堀留川周辺に流れている汚れた水が佐鳴湖の中にまで入ってくることになります。

つまり、佐鳴湖内の水の汚れは自然界の水循環では浄化されにくいということです。

この現象は湖内にあった汚れた水の浄化が妨げられるだけでなく、下水道が完備されていない下流域では河川が排水路の役目をしているため、汚れを含んだ水を下流から湖内へ入れることにもつながり、佐鳴湖の浄化が進まない要因の一つでもあります。

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